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Q:お義母さんの嫁入り道具だった
30年以上前の分厚くて重たい座布団や客布団。

30過ぎた夫が高校生の頃に使っていた
見たことない程大きなお弁当箱や、
(娘へ)義妹が幼稚園の頃に使っていた
20年以上前のお弁当箱。

同じく夫や義妹が幼い頃に作った、
時代遅れも甚だしい義母手縫いの服や小物、
夫が使っていた馬鹿でかい学習机、
タンスなどの古い家具。

義母の知り合い、または知り合いの知り合い
からのお下がり、
極め付けは「まだ使えそうだったから」と
資源ごみの日に拾ってきた子供椅子。

嫁いだばかりの頃は勝手も分からず断りきれず、
お弁当箱までは頂きました。

以後は全て
「いらない」
「こだわりがある」
と、やんわり私から、断っていますが、
しんどいのではっきり旦那から断ってもらっています。

「まだ使えるから」
「折角だから」
「買うと高いから」
と、諦めず押し付けてくる義母。

いらないものをよこすのをやめてほしいのですが、
どう言えばうまく断れますか?

アドバイスを頂きたいです。

【みーこ・30代・主婦】

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A:FROM:川畑のぶこ

まだ使えるものは、
実際使うと使わないとにかかわらず、
とりあえず取っておくというのは
みーこさんの、お義母さんの世代に
多く見られるパターンかと思います。

モノそのものに関しては、すでにみーこさんも
ご主人からはっきりと伝えてもらったり、

ご自身もいらないことやこだわりがあることを
やんわりと伝えているとのことで、
良いアプローチかと思います。

ただし、やんわりだから伝わっていない可能性も
考えられるので、押しの強い義母さんでしたら、
みーこさん側もよりはっきりと「困る」ことを
伝えてみると良いと思います。

そのときに、お義母さんが私を困らせている
と伝わると、関係がぎくしゃくすると
恐れていらっしゃるのではないかと思います。

(ですので、やんわりと伝えているのかと思います)

伝えるときは、
「私がモノの管理ができなくて困る」と、
主語を「私」にして伝えることをお勧めします。

ちょっとしたコミュニケーションの工夫ですね。

「私はモノが一定量を超えると管理ができず、
家の中が混乱してきて、
 頭の中も混乱してきてしまうんです。

 すると、集中力もなくなりイライラ、
 夫や子どもにも辛く当たってしまいます。
 私はそんな自分が嫌なんです。

 ですのでお義母さん、助けてください!

 モノが減るようにどうか協力してくれませんか?」

といったような、助けを要請する文脈で
モノを減らす話を進めることができれば、
不要に相手を傷つけることなく、
不要なモノの流入を阻止できるかもしれません。

お義母さんも、愛する夫や孫に
悪影響があっては困るでしょう。

その辺の利害にきちんと絡むよう
明確に伝わるとなお良いでしょう。

さらには
「私はダンシャリアンになりましたので」
ときっぱり伝えてみるのもよいかもしれませんね。

ベジタリアンに肉を与えないように、
ダンシャリアンにはモノを与えてはいけないと
相手に明瞭にラベリングさせてしまうのです。

もし、お義母さんのミーコさんへのアプローチが、
モノの話のようであって、実際はモノの話ではない
場合は別な対応が必要です。

「相手に何かを贈る」行為は
無意識な関係性の維持として機能することがあります。

もしかしたら、お義母さんは、
モノを通して関わり合いを維持したいのかもしれません。

そうであれば、モノのやりとりを介さずに
健全に関わりあえる道を模索すると良いと思います。

いらないと言っても送りつけるのは、
お母さんの存在のアピールかもしれません。

お母さんの存在を認める行為として、
たとえば、定期的に電話をするなり、
メールをするなり、会うなり
してみてはいかがでしょうか。

モノを贈る行為を介さずに、
得たいものを得ることができれば、
お義母さんも満足するかもしれません。

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