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Q:初めまして、いつもメルマガを拝見してます。

今回、私達夫婦のことでご相談したいことがあります。

私達は60代の夫婦です、
実は去年の9月に夫がクラブのホステスと2年あまり不倫をしていて
謝ったものの私自身の主人の裏切り行為が全く許せません、

毎日、また嘘をつかれているという不の連鎖で
私の精神と体がボロボロになって
どのようにこれから主人に接していけばいいかわかりません、

娘たちはお父さんが反省しているから
もう一度だけ信じてあげてといいます、

主人を嫌いではないのてすが
信頼関係が崩れてしまった今、
本当にどうしていけばいいかわかりません、

別れてしまったら簡単ですが
主人の父の介護もあるので
そう簡単に今の場所を去ることはできないです、

なにかいいアドバイスをいただけないでしようか?

【191・60代・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM:川畑のぶこ

ご主人やご主人のご家族など、191さんがこれまで
いかに相手に誠実に向き合ってきたかということが伺えます。

おそらく、191さんは、これまでご自身のことよりも
相手のことを思いやり、優先してこられたのではないでしょうか。

きっとそのような191さんの優しさに
救われた人が多くいることと思います。

ご主人は逆に甘えてしまったのかもしれませんね。

今回の事件は191さんに大きな心の傷をもたらしましたし、
大きな怒りがあることと思いますが、
それでも191さんは心の底ではご主人とうまくやっていきたい
と思っていらっしゃるのだろうなと思いました。

義父の介護に関して、他の人の手でできると考えず、
191さんご自身がする必要があると考えているところに、
無意識は一緒にいるための条件を探していらっしゃるのだろうと。

信頼関係が崩れてしまった時は、
あらたにお互いを見直すいいチャンスでもあります。

夫婦であっても、価値観の相違はあるものですし、
最初はわずかだった違和感やわだかまりが、
時間の経過とともに増幅され、
不健全な現れ方をすることもあります。

心のそんな部分を別なかたちで満たそうとして、
不健全な行動に出ることもあるのが人間です。

抑圧したものはかならずはけ口を探します。

ご主人の浮気という行動自体は許せなくても、
そんな見えない心の働きを理解することは、
ご主人との関係を冷静に考えるのに役立つのでしょうし、
彼の存在自体を否定する必要がなくなると思います。

また、191さんが過剰に反応してしまっているのなら、
191さんご自身が抑圧しているものがあって、
その部分が今回のことで刺激されたために過剰反応して
いやしないか振り返ってみるのもいいかもしれません。

たとえば、「私は真面目に他者のために
自己犠牲を払ってこんなに尽くしているのに」という思い、

「あなたは人のことを振り返ることもなく、
自分の好きなことばかりしている」、
「彼女は人の苦労も知らないで、女を武器に軽率に人のものを奪う」
などという思いが過剰に繰り返されるのなら、
191さんに必要なのは、もしかしたら

「もっと自分の好きにいきたらいいよ」
「人のことより自分のことを考えていいよ」
「深刻さから離れて、軽やかに生きていいよ。」
というメッセージかもしれません。

もちろん、法を犯してまでそれらをしなさいということではなく、
日頃から適度にそれらをしなさいよということです。

自分のなかに確かにある欲求で、
それを見ないように抑圧して生きていると、
自分が生きていない部分の半面(影)として
相手に投影されてそれを見せつけることがあります。

もし191さんが過剰反応している場合、
相手に自分の影をみている可能性があります。

これは誰にでもあるものですが、それを頑なに否定(排除)
し続けるか、統合するかで人生のしなやかさが変わってきます。

このような事件や出来事は、喜ばしいものでないのは
言うまでもありませんが、同時に自分自身を振り返る
よいきっかけにもなります。

そのことで、今後同じループに入り込まず、
より賢く生きるために役立てることも可能です。

191さんとご主人が互いに満たしてきた部分もいっぱいあるでしょうし、
満たせなかった部分もあるでしょう。

今後ご主人とうまくやっていきたいのであれば
裁きのかわりに深い理解を育む姿勢を大切にされてください。

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