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私は、自分が誰かに対してとる態度や行動について、
間違った、不適切な、配慮の足りないことをしている、した、
するのではないかと怖くなります。

人は怒る。こちらがうっかりしていると怒られるぞ。

いつの頃からかそんなキーワードが私のどこかに棲みついていて、
誰かと接するときには強いプレッシャーがかかります。

日に何度か涙が出てきます。

買い物も電話もプレッシャーに負けて避けることもあります。

外国に住んでいますが、それが理由ではなく、
どこにいてもこの不安は付いてきます。

夫にも子供たちにも同じ焦燥感を持って日々過ごしていて、
これでは私の物の見方が変わらない限り他人軸ワールドには際限がなく、
一向に自分の人生を生きている気がしてこないんだろうと、
やっとそう思うところまでたどり着きました。

ただ、このプレッシャーと向き合う上で、
漠然としていてどこから手をつけたらよいのかわからないでいます。

ヒントをいただけるととても嬉しいです。

【ヨウコ・47歳・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

日々人の目を気にして生活してしまう「いい人」のヨウコさんが浮かびます。

ヨウコさんの周りの人は一緒にいて、
ヨウコさんの優しさを感じられるのではないでしょうか。

長年自分を押し殺してきたので、自分自身を取り戻すのに、
今更どこから手をつけて良いかわからずお困りなのですね。

まず、ヨウコさんに振り返っていただきたいのは、
人に怒られると思って接していて、
実際に怒る人がどれくらいいるでしょうか?
おそらくヨウコさんが恐れるように怒る人は
ほとんどいないのではないでしょうか。

もしかしたら、ヨウコさんは
過去に大切な人(おそらく親)から日常的にあるいは、
強烈に怒られた経験がおありなのかもしれません。

ですので、人はいつも怒るもの。
だから怒らせないように細心の注意を払わなければと
気をつけるようになったのではないでしょうか。

そのような意味で、ヨウコさんは
他人の感情の責任を取ろうとしてしまっているのだと思います。

ところが、ヨウコさんが相手に対して
悪意や傷つける意図で接していない限り、
相手の感情の責任は取れません。

不機嫌な人というのは何をしても不機嫌なものです。

逆に、機嫌が良い人というのは
多少嫌な思いをしても前向きに受け止め、
爽やかに対応することができるものです。

どちらもヨウコさんの責任ではありません。

相手の感情の責任は取れないことを知り、
不毛な努力はやめようと、自分自身に誓ってください。

世の中には怒りっぽい人もいればそうでない人もいる。
また人は怒ることはあるけれども、それは全て私のせいではない、
ということをきちんと理解してください。

怒っている人がいたら、残念だなぁと
それでも人生はそれなりに機能する、やがて嵐は去ると、
適度な距離をとって冷静に判断する姿勢を育んでみてください。

同時に、ヨウコさんが一緒にいてくつろげたり、生き生きできる人がいれば
そのような人たちとより多くの時間を過ごすようにされてみてください。

もし、人といることが苦痛であれば、
ご自身がくつろいだり、生き生きできる場所に身を置いたり、
そのようなものに接する機会を増やしてみてください。
自然でも動物でも結構です。

興味があることに関して、新たな学びを得る場があれば、
そのような場に出向くのも良いと思います。

心理的なエネルギーが充電されると、
前向きな気持ちが育みやすくなるでしょう。

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1 件のコメント

  • 日笠山玲子 より:

    今の自分がまさに同じ問題に苦しんでいたので、天啓かと思うほどでした。川畑先生のおっしゃる通り、「誓う」ほどの強い意志がないと、すぐに他人の感情が気になってしまいます。プリントして持ち歩きます。