人生

Miniature,People,And,The,Concept,Of,An,Aging,Society.

Q.いつもメルマガありがとうございます。
  
今日は最近私が感じていることについて相談させてください。
   
それは、「人生100年時代」という言葉。
正直この言葉を聞くと絶望感を感じてしまいます。
  
「老後に家族に迷惑をかけないように」といった、
長生きリスクを考えた台詞を聞くたびに悲しくなります。
  
学生のときは、死ぬときに思い残すことがないように、
必死に生きてきました。
  
その結果、就活、結婚、出産、家の購入など、
大きなライフイベントはだいたい終え、
やりつくした感があります。
  
今後のことを思うと、長いな……とため息が出ます。
   
子供はかわいく、ささやかな幸せは感じていますが、
毎日、仕事と育児、家事を繰り返すことがつまらなく感じられ、
今後は何を目標に生きればいいのか
わからなくなってしまいました。
  
実家の両親は年をとればとるほど仲が悪くなっています。
  
周りの家族を見ても、
あまり「うらやましい」「こうなりたい」という家族がいません。

どうしたらいいでしょうか。
  
 
【メイ・30代・会社員】
  
 
―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

人生50年と言われていた時代から一気に倍の100年になり、
年齢の価値も昔とは大きく変わってきましたね。
 
メイさんは悔いのないように人生を生きようと、
多くのことを成し遂げてこられたのですね。
 
「長いな」と思うのは、
もしかしたら走りすぎたせいかもしれませんね。
 
臨床心理学者で元文部科学省長官の故・河合隼雄氏が
生前、高野山医療フォーラム
「生と死が手を繋ぐには」に登壇された際、
つぎのようなことを話されていました。

彼が子どもの頃は、人生50年と言われていたので、
50歳まで生きることを目指していた。
 
ところが、50歳になってみると、
平均寿命は80歳になっていた。
 
これは手放しでよろこべることなのでしょうか?と。

これは、500メートル走と聞いて
必死にゴール目指して走っていたのに、
ようやく500メートル地点にたどり着いた途端、

「すんません、 今年から800メートルになりました」
 
と言われているようなものではないかと。

ただし、付け加えて、もしその500メートルの過程が
穏やかで楽しいものであれば
伸びることは好ましいことだけれど、
苦しみばかりがあるのならただ伸びてもしかたがない。

大切なのは、命の長さではなくて
人生の質ではないかとおっしゃっていました。
 
また、私自身、臨床でがん患者さんと接する中で、
人生で後悔することを尋ねると、
多くの人は「もっと自分を大切に生きればよかった」
とおっしゃいます。
 
そしてもし、命が永遠なら…というと
多くの方は永遠は長いとおっしゃるので、
100年だったり200年だったら?と尋ねてみると、
 
「もっといろいろなことをスローダウンして
ゆったり過ごしたい」とか、
「もっとたくさん寝る」とかといった答えが
多くの人から返ってきます。

みなさんお疲れなのですね。

これはメイさんも参考にされると良いのではないでしょうか。
 
私たちはこれまで短時間でより多くのことを達成し、
生産性を高め、他人の目に見えるかたちで
成果を出すことに邁進してきました。
 
これからは、他人の評価ばかりでなく、
メイさんはささやかとおっしゃるかもしれませんが、
リラックスしたり休息したり、
子どもや美しい自然と触れ合う時間などを究極の価値と定めて
ご自身の時間を大切にされると良いのではないでしょうか。
 
人生が延びた分、ぜひこのように価値観を再構築して
ご自身の日々に潤いをもたらすように工夫をされてください。
 
また、私たち一人ひとりの内に
そのような智慧が宿っていることも信頼してください。
   
   
   
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Q.いつも本当に心にしみるアドバイス
ありがとうございます。
  
我が家は2人の息子たちが巣立ち、
夫婦だけになりました。
 
子育て中は日々の仕事や生活に追われ、
必死で生きてきたという感じでしたが、
急に時間にもお金にも余裕ができ、
自分の好きなことができるようになったのですが、
 
ぽっかり穴があいたようで、
最近ようやく家の片づけを始めました。
 
ところが、押し入れから
子どものモノがいろいろと出てくると、
あーもっと一緒に遊んでやればよかったとか、
もっとこんなことをしてやればよかったとか、
後悔ばかりが出てきて、とても悲しくなります。
 
今さらどうしようもないことですが、
今ならもっと充実した子育てが出来ただろうに
と思うばかり。
 
子育て中、どちらかというと
子どもにもドライな方だったと思いますが、
次男が進学で家を出た時は毎日毎日泣き暮らしました。
 
自分がこんなふうになるとは思ってもみませんでした。
 
特に次男には寂しい思いをさせたなぁ
と後悔の思いが強いのです。
 
また、長男は結婚して近くに住んでいますが、
長男が大学受験の時は、主人のリストラで、
一人暮らしがしたいと言った長男の希望を
叶えてやることが出来ず、申し訳ない思いが残っています。
 
これからどうやって吹っ切って、
明るく生きていけば良いのでしょうか?
 
何かアドバイスがあれば、よろしくお願いします。
  
【いち・50代・会社員】
 
―――――――――――――――――
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
まずは、お二人の息子さんが巣立たれたこと、
息子さんにも、いちさんにも、
心からおめでとうございます。
 
大きな、とっても大きな人生のお仕事を
成し遂げられたと思います。
 
会社の仕事には正解があるかもしれませんが、
子育てというのは正解がありませんね。
 
ですので、振り返って後悔ばかりが出てくるのも
ある程度は仕方のないことだと思いますし、
多くの親がいちさんと同じような思いを
されていることと思います。
 
「今ならもっと充実した子育てができたのに」…
そう思ってはみても、いざ、実際に今、目の前に、
小さかったころの二人の男の子が
タイムスリップして現れたのなら、
 
やはりいちさんはあれこれ忙しくなって、
その日その日、その場その場を過ごすのに
精一杯になるのではないでしょうか。
 
ゆとりがあるから考えられることがありますが、
子育てというのは振り返るゆとりも無い中で、
その瞬間その瞬間のベストをつくす試練と
いえるのではないでしょうか。
 
ですので、いちさんはあのときのベストを
尽くしていますから、大丈夫です。
 
悩まないようにするには、
あのころのように振り返る暇もないくらいに
人生を何かで埋めることです。
 
もちろん、問題探しではなく、
いちさんに喜びをもたらすものに目を向ける良い機会です。
 
これまで子どもたちのことばかりに注いできた
愛あるいちさんのエネルギーを、
ご自身の中に潜む子ども心に注いであげてください。
 
楽しいこと、うれしいことが大好き、
好奇心旺盛なリトルいちさんの、
まだ芽が出ていない種のお世話を
丁寧にしてあげてください。
 
私たちひとりひとりの中に、生まれながらにして
喜びや幸せを感じる種は宿っています。
 
それを信頼して大切に育んであげてください。
 
いうなれば、いちさんの中の、
新たな子育てのはじまりかもしれませんね。
 
また、息子さんたちとの関係も、
時を経て後悔することのないよう、
今の関わりを大切にされますように。
  

ーーー
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Q.川畑先生こんにちは。
 
いつもメルマガ楽しく読ませていただいてます。
 
私の悩みは収入源が定まらないことです。
 
好きなもので食べていきたいとは思っているのですが、
スペシャルなものがなく、だんだん体力もなくなり
これからどうなるんだろうと不安です。
 
56歳シングル、定職なし、一人暮らし。
家もない、財産もない、
ただ健康なので今は派遣で働いています。
 
数年前から派遣も短いものばかりになり
1年に1度失業保険のお世話になる感じになってます。
 
これからの収入のことを考えると
60代からパートになってしまうと思うと
生活保護より低い状態に、、、
 
そうならないように
いろいろ資格やインストラクターになろうと
コースを受けてみたりと手を出すのですが
どれ1つうまくいってません。
 
断捨離で思考整理と思うんですが
肝心なものは何ヶ月たってもあまり見えず
今たどりついたのは体をほぐすことでした。
 
仕事がないので半分引きこもり状態になってて、
自営業も考えなくちゃいけないのかなあと思うこの頃です。
 
働き方のチェンジの時、
不安な気持ちを持ちながら生きています。
 
よろしくお願い申し上げます。
 
 
【たまちゃん・50代・女性・無職】
 

―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ
 
好きなこと(スペシャルなこと)と食べていくことのバランス、
収入源が定まらずに、
今後生活ができなくなってしまうのではないかと
悩んでいらっしゃるたまちゃんさんなのですね。
 
ただ、これまでそれなりにバランスをとりながら
過ごしてこられてきた様ですので、
それは素晴らしいことではないでしょうか。
 
私たちのニーズは時間の経過とともに変わるものです。
 
若い頃は、後先考えずに情熱と勢いで
ものごとを推し進めるエネルギーが湧いてきますが、
歳を重ねるごとに、体力や気力が低下することは
自然なことです。
 
たまちゃんさんは、ここにきて、
軌道修正の必要性を感じていらっしゃることと思います。
 
好きなこと(スペシャルなこと)を求めて、
次々と職を変えながら、あるいは気力や体力を使いながら
人生を刺激的に渡り歩く生き方よりも、
さほど変化に富んでいなくとも、安定した収入を得て、
安心感を抱きながら過ごしたいと
感じていらっしゃるのではないでしょうか。
 
ただ、同時に、「それでいいのか?」と疑問も抱いておられる。
 
ぜひ、「それでいいんだよ」とご自身に答えてあげてください。
 
変化を受け入れ、適応していくことは私たちに必要な智慧です。
 
不安は大切な変化を起こすためのサインの役割も果たします。
 
現代は、50代、60代でも、さまざまな就労支援を得ながら、
必ずしも体力的に負荷のかからない仕事で、
定期的に収入が得られる仕事を探すことは可能です。
 
もちろん、新たな仕事から
スペシャルなものが得られないとも限りませんが、
それらは仕事以外で得ても良いわけです。
 
すべてを仕事で完結する必要はありません。
 
たまちゃんさんが人生に幸せを見いだすものは
どこにあるでしょうか?
  
それは職場でしか得られないものでしょうか?
 
きっとそうではないはず。
 
幸せの種は人生に散りばめられています。
 
仕事の一部にもそれらは存在するでしょうし、
仕事以外にもたくさん存在します。
 
仕事の枠に収めようとせず、幸せの庭を広げて、
たまちゃんさんのスペシャルな種に水やりをしてください。
 
もしかしたら、スペシャルなものは、
案外日常のささやかなことに存在するかもしれませんし、
これまでそのことに気づかなかっただけかもしれません。

 

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Q.メルマガいつも拝見しています。
私は現在は離婚をして独り暮らしの60歳代です。

末の子供が小学校高学年になったのを機に
鍼灸指圧師の学校に3年間通い、
その後もずっと走り続けてきました。

私の両親も超高齢になり、
日常的に見守りや介助が必要になってきました。

それに加え長女が乳児を抱えて離婚をし、
近隣に住むようになり、心強い事もありますが、
サポートが必要です。

断捨離は大好きで、やました先生やトレーナー
のYouTubeを見ては頑張っています。

高齢者に関わる今の私の仕事も大好きで、
ヨガや瞑想で頭の整理をして
日々1cmでも成長したいという気持ちで
前向きに生きてきました。

食生活や健康にも留意してきたのですが、
最近寝込む程ではないけど、
身体のあちこちに不調が現れ
頑張りが効かない感じがします。

仕事の勉強をはじめ、やろうと思う事は
沢山あるけど、行動力がついてこないのです。

そして両親が段々社会的人格を
失なっていくのを側でみているのは、
患者さんの死を沢山経験しても辛く寂しいです。

それは、20~30年後の私の姿でもあるのだと…。

後20~30年で何が出来るのだろう?

孫達がイキイキ生きることが出来る社会を作る
手助けは出来るのか?

焦っても心には何かポッカリ穴で、
身体がついてこない感じ。

生き方を話せる仲間はいても、
親にも娘にも共感は求められない。

この思いを抱え、希望が心底からは
見えない今の私にアドバイスがあれば、
どうぞ宜しくお願い致します!

【はなみずき・60代・女性・マッサージ師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

はなみずきさんは離婚後、資格取得をされ
走り続けてこられたのですね。

そして、親の介護、孫たちの未来、
そしてご自身の未来を心配されている。

ものごとに真摯に向きあう
はなみずきさんの誠実さが伝わってきます。

いま、はなみずきさんが抱えていらっしゃる悩みは、
超高齢社会の日本全体の課題とも言えるかと思います。

その解決法は、制度に依存することも多いですが、
まず、はなみずきさんが個人的に
この課題に取り組むのかについて、
いくつかアドバイスさせていただきます。

まず大切なのは老い(変化)を受容するということです。

生老病死は人間である以上、
全員に課された課題であり苦しみですが、
これらに不要に抗うことは苦しみをもたらします。

私たちが、いつまでも若々しくイキイキと
過ごしたいと願うのは当然かもしれません。

しかし、アンチエイジング(抗老化)という概念がありますが、
それよりも、ヘルシーエイジング(健康的に年を重ねる)
を大切にしてみると良いと思います。

若い時と比べるから苦しくなります。
60歳にもなれば、あちこち不調をきたすことはよくあることです。

それを「あの頃はこうではなかった」と、
若い頃をベースに自己像を抱くので苦しくなります。

「あぁ、着実に歳を重ねているな。」と受け入れる、
そして「今できるベストは何かな」
と受け止める姿勢を大切にしてみてください。

あちこち思い通りにいかないなりのベストです。

そのために次に必要な姿勢は「信頼する」ということです。

私たちも、世の中も、変化にそれなりに適応できるように
なっているということです。

はなみずきさんの理想通りかどうかはわかりませんが、
ままならない人たちをサポートするシステムや心も
この世には存在するということに意識を向けてみてください。

つい先日、ある患者さんが、
一時的に尿パッドを利用する必要性が出た際に、
ドラッグストアでその種類が豊富なのに驚いた
とおっしゃっていました。

これまで自身にそのような必要性はなく、
事態は例外的なことと思っていたので、
パッドなど1、2種類程度しかないと高を括っていたそうです。

ところが、ひとたび視点を変えてみたら、
しっかりと結構なスペースをとって
さまざまなパッドが売られている。

しょっちゅう使っているドラッグストアなのに、
そんな棚は意識したこともなかったそうです。

そして、たとえ今後、自身が高齢者になっても、
このようにしっかりと守られているのだなと
安心したとのことです。

社会も人とともに進化していきます。

子どもたちも孫たちも、そのときどきの状況において
最善の智慧をはたらかせ、事態を切り開いていく力を
そなえていることを信じてみてください。

そして、その状態がもし
はなみずきさんの理想どおりでないのなら、
これはもしかしたらチャンスかもしれません。

その理想が新しいプロジェクトを
生み出すかもしれないからです。

このように、人が変われば、
社会もニーズも経済も変化していきます。

その変化にしなやかに適応できるご自身と社会を
イメージしてみてください。

また、これまでもそうであったとおり、
必ずしもすべてが理想通りでなくても、
私たちはそれなりに状況を乗り越えながら
日々ささやかな幸せを感じながら
生きることができることも思い出してください。

 

ーーー
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Q.川畑先生、こんにちは。
10年前より主人と別居している62歳の主婦です。

別居の原因は複雑なのですが、
一言で言えば共依存的に結婚したけれども、
私が自分の自立を意識するようになり、
いまでも依存的な主人に嫌気がさしたような感じです。

主人と居ることがとてもしんどくなってしまいました。

経済的な問題もあります。
私は3年前に関節リウマチになり投薬治療中です。

今まで色々なことがありましたが、
その都度自分と向き合いつづけ、ようやく少しずつ
ストレス対処もうまくできるようになってきました。

価値観もだいぶ変わり、自分を苦しめる価値観ではなく、
楽にする価値観を身につけつつあります。

主人とうまくいかなかった原因もわかってきて、
改めて自分の人生は自分が創っているんだと
思うようになりました。

リウマチになって気づきがたくさんありました。

そんな中、別居中の主人が認知症と診断されました。

最初は主人を一人にしたことに罪悪感があり、
可哀想な思いもあり、
私が何とか介護をしなければと思いましたが、
今更一緒に住むことは想像しただけでストレスです。

今まで、○○ねばならないに縛られて苦しい道を歩んできたので、
もうこれからは自分の気持ちを優先させたいと思っています。

子供達もいずれは施設に任せたらいいと言ってくれています。

それまでは離れてできることだけしようと思っていますが、
主人は不安なのか、私を頼り私に依存してきます。

認知症になったのも主人の人生、と割り切りたいのですが
なかなかできません。どっちにしてもしんどいです。

自分を大切にする、ってどういうことなのでしょう?
自分も主人も尊重するにはどうしたらいいのでしょう?

アドバイスよろしくお願いいたします。

【hana・60代・女性・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

hanaさんが共依存から脱却し、精神的に自立することで、
苦しみにあふれる人生から楽に生きられる人生に
切り替えてこられたことはとても喜ばしいことですね。

自分の人生は自分が創り出しているという気づきを
リウマチの経験を通して得られたのであれば、
まさに病気の恩恵ではないでしょうか。

今後のご主人との関係性に関して、
hanaさんの罪悪感が刺激されていることが伺えます。

夫の介護を引き受けるか施設にまかせるか、
どちらの選択をしてもしんどいのであれば、
建設的なしんどさを選択するのが良いでしょう。

おそらく、hanaさんは、夫の望む選択をすれば、
すなわち、hanaさんに介護してもらう選択をすれば、
夫の幸せに貢献できるとお思いのことと思います。

そのような状況で夫を施設に入所させることは
薄情なことであり、人としてしてはいけないと。

ところが、これは事実でしょうか?

もちろん、ある程度の努力によってhanaさんが
ご主人に健全な態度で接することができるのなら。

たとえば、介護以外の時間はしっかり自身のケアに充てたり、
デイケアを利用するなど、
さまざまなリソースを活用することでバランスがとれるならば、
hanaさんがご主人を介護するのもご縁と割り切るのも、
オプションかもしれませんね。

また、ご主人の認知症の進行を都度確認しながら、
段階的に対応していくのも良いかもしれません。

やはりご主人がひどく依存的で、
認知症の症状や周辺症状も進行するばかりだと、
hanaさんの負荷が重くなる一方で
生活の質が著しく低下してしまうでしょう。

こうなると共倒れとなる可能性もあり、
たとえ夫のニーズに応えていても、
そこに幸せがあるとは言えないのではないでしょうか。

そうであれば、お子さんたちも同意されているように、
ご主人の意には反するかもしれませんが、
とりまく心理社会的なバランスも顧みて、
施設入所を検討されるのは賢明でしょう。

介護施設に入所することで、
適切な治療やケアが受けられれば、症状がコントロールされ、
面会時に機嫌よく家族が会える可能性もあります。

hanaさんが置かれているような状況で、
双方に痛みを伴わない選択というのは無理難題と思います。

ここはぜひ、「建設的な痛み」を取る覚悟をしてください。

hanaさんが健康的であることは、結果的に
家族全体にとっても社会全体にとっても大切なことです。

hanaさんの心の奥底の声に耳を傾けてみてください。

 

ーーー
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Q.こんにちは。
断捨離を始めています52歳主婦です。

7年前に20年寄り添った主人と離婚。

真面目で学生からの長い付き合いからの結婚で
こんな風になるとは思っていなかったし
なんの資格も手に職もない私で、
主人にずっと頼って子育て中も専業主婦。

近くに姑さんが住んでいて、
その人の職場に一緒にパートで入れてもらい、
離婚した今も姑さんと行き帰りも一緒に勤務。

元主人は少し離れて一人暮らしなのか
誰かがいるか?はわからないですが
たまに実家に遊びに来ている様子。

私は主人名義のローン完済したマンションに
息子とそのまま居住。娘は最近嫁ぎました。

元主人も私にはマンションに
管理費だけの支払いで住んでたらいいよと。

そうは言ってくれているものの、
急に気持ちも変わるのでは?と少し怯えて、
一緒に生活していたときのトラウマもあります。

姑も同じように言ってくれています。

パートの収入では少し生活費が足らなくて、
貯金を崩しながらの為先々が不安です。

いつまでもなんとなく、姑や元主人から
離れられていない感覚で窮屈です。

パート先では、未だに周りには、
私をお嫁さんと言って、自分の親戚にも
離婚した事は内緒にしている様子です。

お金の援助を子供達にしてくれている姑。
そこもなかなか心から喜べない私です。

離婚したのに、ずっと離れれてない感覚は
私が勇気を出してパート先を変えたり
しないのが悪いのでしょうか?

お金を持ってる姑にどこか頼ってる私も
いるのも問題ですよね?

私は何に向き合っていけばいいのか、
お金の不安を抱えてばかりで。

自分の足で逞しく堂々と
これからは自分らしく生きていきたいのです。
ニコニコいい人をやめたい。

何をお伝えすれば良いのかまとまらずすみません。

よろしくお願いします。

【ぴーちゃん・50代・女性・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

何をお伝えすればよいかまとまらず…と
ぴーちゃんさんはおっしゃいますが、
しっかりと伝えたいことが非常に明確に
まとめられているようですよ。

●自分の足で逞しく堂々とこれからは
自分らしく生きていきたいのです

●ニコニコいい人をやめたい

どうぞ、鏡の中のご自身に向かって、

「私はいい人をやめて、
 自分の足でたくましく堂々と、
 そして自分らしく生きていく人間です」

と宣言をしてみてください。

これは自分の人生を大切に生きるという宣言です。

できるかできないかは結果論ですので、
「どうせできない」などと、今決めつけないでください。

人生、どのみち苦労があるなら、
自分の人生に正直に生きる苦労と、
自分を殺して合わせる苦労と
どちらを選択したいでしょうか。

経済的な課題に関しては、
離婚の際にきちんと財産分与はされたでしょうか。

夫に依存と書いておられますが、お互いさまで、
家事や育児は夫がぴーちゃんさんに
依存していたのではないでしょうか。

これは役割分担で、夫婦共同で家庭を運営してきており、
財産は物理的にお金を払っている方のものに
なるわけではありません。

いうなれば、ぴーちゃんさんは
ずっと無償労働をしてきたのであり、
ただ夫の収入にぶら下がっていたわけではありません。

対価を受ける権利はありますので、
ここは自信を持ってください。

お子さんも巣立つ年齢のようですので、
もし、財産分与がきちんとされているのであれば、
今の家を売却することで、
資産の半分を現金化できるでしょうし、
それをテコ入れにこれまでよりも縮小した
新しい生活を築くことも可能なのではないでしょうか。

(もし、離婚時に財産分与をしていない場合、
 離婚後2年以内に請求する必要がありますので、
 7年後の今からだと元夫の任意となりますが)

人生100年時代と言われるようになり、
日本人の平均年齢は47歳(1960年は29歳)です。

この時代に、ぴーちゃんさんの52歳を
「もう52歳」とみるのか、「まだ52歳」とみるのかは、
ぴーちゃんさん次第です。

少なくとも、世の中は高齢者の活躍を
必要としているのはまちがいなさそうですね。

資格を持っていないことを
仕事ができない理由にしているのであれば、
これから資格を取得することを検討されてはいかがでしょうか?

また、年齢、経験不問の社員募集もあり、
働きながら手に職をつけていくことだって可能でしょう。

それとも、やっぱり多少我慢して、
元姑に小遣いをもらうほうが楽でしょうか。

どうするべきかのまえに、
ぴーちゃんさんがどうしたいのかを、
ぜひもういちどじっくりと振り返ってみてください。

心の奥底の声に耳を傾けながら…

 
ーーー
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Q.初めまして。
メルマガ、いつも新たな視点を得られ、
興味深く拝読しております。
   
さて、主人が55歳で亡くなり1年半経ちました。
   
相続や仕事のことはひと段落つきましたが、
主人が好んで着ていた洋服や帽子、
靴下、靴、等をなかなか処分できません。
  
これらのものに自分のエネルギーを
費やしているとは理解しているのですが、
執着がなかなか捨てられらません。
 
このまま囲まれて過ごしていたいと思ってしまいます。
 
そう考えれば考えたで、
それでいいのか、、、、と考えてしまいます。
 
どう考えればいいでしょうか。
 
 
【こうちゃんのまま・40代・女性・経理】
 
 
―――――――――――――――――
 
 
A:FROM 川畑のぶこ

ご主人が他界されて1年半の月日が経つのですね。
 
この時間を長いと受け止めるのか、
短いと受け止めるのかは人それぞれかと思います。
 
こうちゃんママさんはこれまで
ご主人なき後の相続や仕事など
事後手続きに追われていたことと思います。
 
そう、きっとこうちゃんを必死に育てながら…
   
大切な伴侶や家族を失った後というのは、
底しれぬ喪失感の中にも
「頑張らねば」ならないことが沢山ありますね。
  
こうちゃんママさんがおっしゃるように、
手続き的なことや子育てなどで
「悲しんでる暇ではない」と、頑張ることもですが、
悲しみや苦しみの感情に圧倒されないよう、
無意識に感情を抑え込んでしまうこともあります。
 
これは、私たちは自己防衛策として、
感情に出来るだけ向き合わないよう
(それでも涙は溢れ出てしまいますが)、
ごまかすのに忙しくしたり、
別なことを考えようとしたりします。
 
このことが効果があるといいのですが、
私たちの無意識に抑圧された感情は、
いつでもはけ口を求めています。
 
もし、こうちゃんママさんがこの1年半
まだどっぷりと悲しみに浸る時間が
取れていないのであれば、
どうかその時間をとってあげてください。
 
感情に圧倒されそうになるかもしれませんが、
きちんとそれを乗り越えるちからを
こうちゃんママさんは持っていますので安心してください。
 
 
夫なしに生きていけるのか…
子どものことや経済的なことはどうしたらいいのか… 
この寂しさ苦しさが一生続くのか…
 
寂しさ、悲しさ、孤独、不安、恐怖を避けようとせず、
素直に感じていることを感じつくす時間をとってください。
 
このプロセスはこうちゃんママさんの
癒やしに大切なものです。
 
そして、悲しみを味わいつくしたら、
心の中でぜひご主人と対話をしてください。
 
 
こうちゃんママさんは
ご主人に手を合わせることがありますか?
 
そうであれば、彼はもう存在しないものではなく、
どこかはよくわからないけれど存在していて、
今でも愛する妻と子を見守っている存在
として受け止めていることでしょう。
 
そのどこかにいる彼と意識的に関わり合ってください。
 
ご主人とのつながりを感じる努力で、
さりげない日常のあちらこちらに
彼の愛ある息遣いを感じられるようになるかもしれません。
 
終わりなのではなく、これまでとちがうかたちのつながりを
発見できるようになるかもしれません。
 
そのことで、彼のモノに過度にしがみつく必要も
なくなってくるのではないでしょうか。
 
 
このように、服を捨てるべきか、とっておくべきか、
ということは二の次であることが
おわかりいただけることと思います。
 
こうちゃんママさんが、今もご主人のたましいと共にいて、
こうちゃんと温かい日々が送れますように。

 
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Young,Hiker,Legs,Hiking,On,Mountain,Peak

Q.独身で実家暮らし、精神的にも自立できていないです。

家族や友人、周囲の人には恵まれていて、
すごく感謝をしているし、
感謝の気持ちを伝えることも出来ているのですが、
自分に対してはただただ厳しく、
今の自分をいつも許すことが出来ません。
 
いつも不安でネガティブ、
人と比較もしてしまうし、自分に対する要求が高い、
そのくせどこかに逃げ道を探しているような自分が嫌です。

自己啓発本や心理学の本を読んでは、
元気になることもあるのですが、
やはりいつもの思考パターンに戻ってしまいます。

悩みにエネルギーを使うのではなく、もっと有用なこと、
全力で勉強でも出来たらよっぽど人生が豊かになるのに…
と思いますが、悩むことが通常になっています。

その結果疲れてしまって本当にもったいない…

自分の人生を生きる覚悟も勇気も無いのだと思います。

好きなこともやりたいことも、
抑えてしまううちに鈍感になってきた気がします。

本当は人に勇気を与えられる人になりたいのですが、
自分がこんなのでは…と絶望してしまいます。

楽しく自分の人生を生きたいです。

【ジュンコ・30代・女性・鍼灸師】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

ご自身への要求が高くて、
そのくせ逃げ道を探しているご自身に
嫌気がさしてしまっているのですね。

実は、要求の高さと逃げ道は(大切な)セットです。

ただし、ここは少し言葉を変えてみたいと思います。

逃げ道を、プランBとしましょう。

もっと逃げ道があるなら、
プランC、プランDと増やしてもいいですね。

人生にはいろいろなルートがあるのですが、
ジュンコさんなりの理想のルート=プランAがあって、
それ以外を許していないことが
苦しみを生み出しているのかもしれませんね。

ジュンコさんは登山をされたことはありますか?
 
登山ルートは、
遮る樹木の少ない急勾配の険しいルートもあれば、
時間はかかるけど、
緑も水も豊かでなだらかなルートもあるでしょう。

でも、目指す山頂は一緒で、
どの道が正しいというものはありません。
登る者がどちらを好むかだけの問題ですね。

険しい登山ルートに迂回ルートがなければ
私たちの命は危険に晒されるように、
私たちの人生にもつねにさまざまなルートが
準備されている必要があります。

ですから、ジュンコさんも、
別プランを立てていたご自身に無意識の防衛機制が
ちゃんと危機管理をしていたことを称えてあげましょう。

ジュンコさんのプランAが、
己の限界を超えることで修練しようとする厳しさからくる
プランなら、まずその設定のしかた自体を
見直してみるのもよいかもしれません。

もちろん、そのようなチャレンジに
刺激や達成感や喜び・楽しさや生きがいを感じて
前進する人もいるでしょうが、
そのような人はやらねばならないからやっているのではなく、
やりたいからやっている、
そもそもプランBに興味がないのかもしれませんね。

思いやりとやさしさから、ジュンコさんの心が躍動するプラン
を考えてみることをおすすめします。

まず、さまざまなルートがあって良いし、選んで良いと
ご自身に許可を与えてあげてください。

ジュンコさんは人に勇気を与えたいとのこと。

ジュンコさんが元気づけたい相手が、
「プランAでない私はダメだ」と嘆いていたら、
どのように勇気づけるのか、想像してみてください。

その言葉を自分自身にかけてあげてください。

人の苦しみを取り除き、安らぎや喜びを与えたいと願うなら、
まず、自分自身にそのように接してください。

親友と接するように、優しさと思いやりをもって
ご自身と関わってみてください。

人生の山頂とは「幸せの体験」です。

厳しさよりも優しさの実践のほうが
難易度は高いかもしれません。

ぜひ、その大きな課題にチャレンジしてみてください。

応援しています!

  
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Q.人生が全く上手くいかず、先も見えません。

親とも姉とも折り合いが悪く、家を出て25年以上、
連絡もとらず一人で生きてきました。

彼もいませんし、結婚したいと思った事もありません。

仕事は出来る方みたいで、
どの会社でも褒められていました。

でも、予算がないからとクビになり、
セクハラを相談すればこっちがクビになり。訴訟しても赤字。
そんな感じで何社も転々としてきました。

そんな中で去年、交通事故。ひき逃げされました。

加害者は捕まらず、治療費も全部自費。
後遺症が残り身体も醜くなり、辛いです。
障害者認定などは対象外でした。

そしてコロナで失業。
怪我のハンデもあって次の仕事は見つからず。
スポーツが趣味でしたが、
それも怪我で出来なくなりました。

何か別の趣味でも見つけられないかと、
手芸や本、映画などいろいろしてみましたが
すぐ飽きてしまいました。

痛みもあって集中できず、
何が楽しいのか・・・と冷めていくだけでした。

私の人生なんだったんだろう。
何が悪かったんだろう。

このまま何の役にも立てず、死を待つしかないのか。
医療費もかかり、貯金もそろそろつきます。
行政に何度も相談もしましたが追い返されました。

毎日泣いています。
でも、部屋だけはキレイにしないと落ち着かなくて
痛みを堪えながら掃除してます。

部屋の掃除しない人が仕事で活躍して、
家庭を持っているのに。

私は何もできず残せず、なんてみじめなんだろう。
そんな思いも消えません。

何かお言葉があったら、どうかよろしくお願いします。

【こまき・40代・女性・無職】

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A:FROM 川畑のぶこ

家族関係、異性関係、仕事の問題、
事件と事故による後遺症と経済的問題…

さまざまな苦労を経て、
人生に失望されているのですね。

こまきさんの体験を想うと、
ご自身が私の人生いったい何なんだろうと思う気持ちが
分かりますし、そのような状況をなんとかここまで
よく乗り越えてこられていると思います。

ただ、ここでこまきさんに忘れてほしくないのは、
そのような経験を経ているこまきさんだからこそ、
ご自身が意図しないところで多くの人に
勇気や希望を与える存在にもなり得るということです。

こまきさんは、
「自分は人の役に立たない」とおっしゃっていますが、
経済的、または物質的な生産性を高めることだけが
人生や人の価値ではありません。

ここを履き違えてしまうと、
病気や怪我や事故に遭遇したとき
(そして人生でこれらは誰にでも起こりうるものです)
人生は苦難に満ちたものになってしまいます。

こまきさんにとって「人生がうまくいく」とは
何を意味するのでしょうか?

それは「人生が思い通りにいく」ことを意味していますか?

そうであれば、残念ながら
人生がうまくいくことは諦めたほうがよさそうです。

なぜなら、人生とはままならないことだらけで、
それをいかに受容し、しなやかに対処していくかが
問われるものだからです。

親も姉妹も、彼も夫も、仕事も職場の人間関係も、
赤の他人も、すべて思い通りにはならない、
ということを信頼してください。

なにせ、自分自身ですら思い通りにならないですからね。

問題を探して排除することが大事なときもありますが、
人生のすべての問題は排除できません。

完璧にチャレンジすることはできても、
常に完璧でいることは不可能です。

相手も、自分も、です。

みんな、不器用で、いびつで、弱い部分を持ち備えた、
それでも自分なりの限界の中で、最善を尽くして、
愛や平和を実現したい(あるいは取り戻したい)
という動機から生きる、愛すべき存在です。

完璧を求めると、どうしてもジャッジ(裁き)が
はじまってしまいます。

人生に良いことや好ましいこともたくさん起きているのに、
それは棚上げして、ネガティブな面ばかりに
目がいってしまいがちです。

こまきさんには、自分に起こっていることを受け入れ、
自分の存在を許し、ジャッジを愛ある好奇心へ変える実践を
ぜひしていただきたいです。

大変なこともたくさん起こるけれど、身の回りで起きている、
好ましいことや讃えるべきことは何だろう、
この苦労から学べることは何だろうと、
苦労に意味を見出す努力をしていただきたいと思いました。

苦労を受け入れ、乗り越え、前進している人が
この世の中に存在するだけで、
それは多くの人に多大なエネルギーを与えているのです。

お金は生産しないかもしれない、物も生産しないかもしれない。
でも、勇気や感動を与えることができます。

痛みを体験した人は、
人の痛みを理解することができるようになります。

真に相手に対して思いやりを持って生きることが
できるようになります。

この思いやりや優しさは
人生でもっとも価値有るものではないでしょうか。

こまきさんが自分自身に起きていることや
自分の存在を否定している限り、
相手や世間にも厳しくなるでしょう。

そこに調和や愛は存在しにくくなります。

まずご自身を受け入れる優しさから始めてください。

こまきさんは読書も飽きてしまったとのことですが、
ぜひ読んでただきたい本があります。

私の好きな心理学者で精神医学者の
ヴィクトール・フランクルの著書です。

フランクルはナチスのホロコーストにより
結婚後9ヶ月で強制収容所に収容され、3年間を過ごします。

その間、父と母と妻は収容所で死亡します。

収容所の中では、明日は殺されると
己のみに起こることを案じる者もいれば、
明日は収容所を出られるかもしれないと
希望を持つ者もいたといいます。

美しい夕日にうっとりしたり、小さな祈りを捧げたり、
パンの一切れを分け与える者もいたとのこと。

フランクルは、苦難の中にも
人生に意味を見出す力こそが
人生を切り開く原動力になるという立場から
「ロゴセラピー」という心理療法を確立します。

フランクルの著書には素晴らしいものが多くありますが、
「それでも人生にイエスという」という本は読みやすく、
こまきさんにもおすすめですので、ぜひご一読ください。

最後に、フランクルのいくつかの言葉を
こまきさんへのエールとして贈ります。

「あらゆるものを奪われた人間に残されたたった一つのもの。
それは、与えられた運命に対して、
自分の態度を選ぶ自由であり、
自分のあり方を決める自由である」

「たとえあなたが人生に絶望しようとも、
人生があなたに絶望することはない。
何かや誰かのためにできることがきっとある」

  
  
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FROM 川畑のぶこ

私が断捨離に出会ったのは2008年秋で、
実際に着手したのがその年末から2009年の年始にかけて。

季節は早くも、ぐるりんとひと回りしてしまいました。

いまだに、~断捨離は続くよどこまでも♪~の世界で、
日々精進ですが、改めて、断捨離との出会いがなければ、
私の人生どんなだったろうと思います。

「だって~なんだから、仕方ないじゃん。」
「分かってる、分かってるって。そのうちやるから大丈夫」

と、日々自分への、そして誰とも同定できぬ誰かへの、
心の中の言い訳ばかりして、
いまだに無意識なエネルギー漏れを起こしながら、

「あぁ~なんだかしんどいわぁ…」

と、でも、その重たさを引きずりながらも
それなりに前進できちゃっている状態で
生活していたのかなぁ…なんて、
 
パラレルワールドのもうひとりの自分に想いを馳せながら、
ゾッとするこの頃です。

心理療法家として人々と向き合う際、
いかに執着心を手放すかは、
メンタルヘルスのキモとなっています。

これは私の師であるサイモントン博士から常々学んできた教えであり、
私自身、パーソナルライフで日々チャレンジしていることです。

そして、執着の対象で、私たちがもっとも執着してしまうのが、
思考や信念と言われています。

堆積するモノは、目に見えない執着心が
目に見えるカタチとして現れたもの。

モノを手放すことで観念を手放すことができる反面、
観念を手放すことでモノを手放せることもあります。

これらのアプローチを臨床では認知行動療法と呼びます。

行動療法はより行動に違いを起こすことによって
認知(もののとらえかた)を変容させていくもので、
認知療法はものごとの受け止め方を変えることで
行動しやすくなるアプローチです。

両方のアプローチが行えることで、
私たちの変容は促進されていきます。

たとえば、私がはじめて大量のモノたちに向き合ったとき、
どう考えても、こんなもん手放したほうが楽になれるに
決まっているとわかっていても、
なかなか行動に移せませんでした。

それは、私の中の深い部分、無意識な部分に
刷り込まれていた信念が影響していました。

「使えるものを捨てたらバチがあたる」とか
「祖父母の教え(伝統)に背く行為」とか

「あとで後悔して取り返しのつかないことになる」
とかといったものです。

これらは、すべて非合理的な考え方で、
私の人生を豊かにしてくれません。

幸い、サイモントン博士から、
これらの役に立たない考え方を捨てるすべを学んでいたので、
私は即そのメソッドを適用して断捨離に勤しむことができました。

現実に目をやれば、ものが堆積して苦しいこの状態こそが
バチみたいなものだし、後悔の対象そのものでしょう。

また、先祖は自分たちのやり方を死守してほしいわけではなく、
子孫に幸せになってほしいはず。

祖父母たちの時代では役立っていたものが、
孫の時代では不幸を呼ぶのであれば、
そんな観念、とっとと捨てろと、孫を愛する祖父母は言うはずです。

万一、天のジジババが、己への忠誠を試すだけの、
愛のない執着からの教えなら、私の代でその悪の連鎖を断ち、
後世にはしなやかさと自由さを伝承しましょうと。

執着の解毒剤は信頼感である、
というのもサイモントンの教えです。

しがみついているものを手放すには、
たとえそれがなくても私の人生はそれなりに機能するという
基本的な自分自身と人生に対する信頼感が必要です。

そんな信頼感を育めると断捨離も促進されます。

断捨離とは人生への信頼を確認する
イニシエーションともいえるでしょう。

東京は桜も散り、ハナミズキが美しい季節となりました。

コートを脱いで青空に手を伸ばすように、
今では不要となった古い観念を捨てて、
みずみずしい人生を謳歌したいものですね。

そんなシーズンにぴったりの講座が
いくつかありますのでぜひお役立てください。

こころの断捨離セミナー
くわしくはコチラ

執着を捨て信頼を育む~
サイモントン療法50周年記念講演会(無料)

https://simonton50thanniversary.peatix.com

  
  
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