心のケア・精神の悩み

Mature,Female,In,Elderly,Care,Facility,Gets,Help,From,Hospital

Q:同居していた母が介護状態(要介護4)となり、
しばらくは在宅介護をしていました。

同居の介護人が私一人であるという状況、
また私も仕事を続けておりますので、

介護サービス等を利用して、
できるだけ家で過ごしたいという母の望みを
叶えたいと頑張ってきましたが、

自分の時間はほとんど母の事に費やし、
朝から晩まで四六時中気の抜けない生活に、
これでは私の方もまいってしまうと考え、
母には施設に入ってもらいました。

母は認知症には至っておらず、
パーキンソンの症状があり、
足が全く動かないだけですので、

頭がはっきりとしている状態での入所は、
母にとって、とてもつらいものがあると思われます。

現に入所が決まった時
「刑務所へ行くみたいだね」と言って、
仕方ないから行くのだという様子でした。

私に迷惑をかけたくないけれど、
自宅にはいつまでも居たいという母の気持ちを思うと、

果たしてこれで良かったのかと、
気が付くと母の事ばかり考えてしまい、
気持ちがもやもやして仕方ありません。

後々母が居なくなったとしても
こんな気持ちを時々思い出しては引きずるのだろう
と思うと、いたたまれなくなります。

かといって、
また再び在宅介護に戻れるのかと想像しても、
それも今の私にはできません。

毎日、こんな葛藤ばかりしています。

【いなばの白ウサギ・60代・女性・団体職員】

 
―――――――――――――――――
     
     
A:FROM 川畑のぶこ
       
働きながら親を介護するというのは大変なことです。

要介護度が高くなれば、当然のことながら
介護者に強いられる犠牲も高くなりますから、
いなばの白ウサギさん(以降、白ウサギさん)の
ご苦労は察するに余りあります。

少子化・高齢化が進む現代はなおさら、
一人で両親を介護するケースなども増えていますし、
白ウサギさんが抱える課題は社会全体の課題です。

人は一人では生きられませんし、
互いに助け合いながら生きるものです。

ただし、一方に多くの犠牲が強いられる状況は
長く継続することはできませんし
やがてケアギバー(ケアする人)が心身を蝕み、
関係性を悪化させかねません。

この状況は避けなければいけません。

私達は可能な限りの努力はしつつも、
持続可能なサポートのしくみと関係性を
構築する必要があります。

そのためには、ケアギバーが一人で抱え込まずに
サポートのネットワークを拡充して
バランスをとることは必須です。

ですので、白ウサギさんの判断は正しかったのです。

お母様の「刑務所に行くみたいだ」という言葉は
ケアする側の罪悪感を刺激するものですが、

かといってその言葉を鵜呑みにして
刑務所のようなところへ行かせないようにすることが
真の思いやりかといえば、
先の理由からはそうとは限りません。

思いやりとは
相手の思い通りにすることではありません。

互いが互いを思いやりつつ、
その時点でできる最善をすること、
できないことは互いに我慢することを学ぶ試練でしょう。

「一方が」ではなく、「互いに」です。

もちろん、介護される側は介護度が高いほどに
絶対的に誰かの「手」が必要で
丁寧にケアされる必要がある場面は多々あります。

かといって、
それが「好みの誰かの手」である必要はなく
「適切な誰かの手」であることが大事です。

お母さんに楽をさせてあげたいという
白ウサギさんの思いに偽りはありません。

白ウサギさんは自分がすべてできたに
越したことはないですが、

できないため、悩みぬいた結果、
適切な介護者をお母さんに手配することで、
楽をさせてあげました。

これは立派な思いやりです。

一方で、お母さんも
好みの娘がお気に入りの家で
すべてしてくれたに越したことはないですが、

人生のままならなさを受け入れ、
刑務所のように感じるかもしれないけれど、
娘ができる最善を尽くしてくれたことを受け入れることで
思いやりを実践する試練です。

そして、施設は入ってみれば刑務所ではないことは
言うまでもありません。

高齢者や肢体不自由な人のために尽くしたいという
思いやりのエネルギーのある場です。

自分のように相手の苦しみを取り除き、
やすらぎをもたらせたいという心から、

血が繋がらなくとも家族のように
大切に人と向き合おうという人がいるのだと気づき、
感謝する機会となるかもしれません。

人から感謝される仕事をしたいという人は
自分以外にもいるのです。

ぜひそのことを信頼してみてください。

このように自分を許す気持ちと、
さまざまなものを受け入れ信頼するレッスンが
白ウサギさんにもお母様にも与えられている
ということをぜひ思い出してみてください。

     
  
              
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ソラさん(30代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】17年間一緒に暮らした愛犬が先月、旅立ちました。
後悔と寂しさ、辛さで、今でも毎日涙が出てきます。

私が大学生になったばかりの頃に、
我が家に来ました。

私が飼いたいと言い出してのことだったのに、
学生時代や20代前半は自分の遊びに夢中で
あまりかまってやらなったこと、

それ以降も、
日中は家族全員勤めに出てしまう家の中で
留守番ばかりさせてしまったことを、
今ではすごく後悔しています。

最後の数ヵ月は介護が必要になり、
家族と協力しながら、
私なりに寄り添ってケアをしたつもりです。

でも、元気な頃に寂しい思いを
たくさんさせてしまったことに比べたら
最後に私がしたことなんて
比べものにならないと思います。

ソラは毎日どんな思いでいたのか? 
我が家に来て幸せだったのか?
もう一度抱きしめたい、散歩に行きたい。

毎日毎日考えては、たくさんの後悔で
押しつぶされそうになります。

私はこの先、どうやって
前を向いたらよいのでしょうか。

【A】飼い主にとってペットは家族ですから、
亡くなるのは本当に辛いことですね。
  
我が家にも犬が一匹おりますので、
もしこの子がいなくなったら…と
想像するだけで胸が苦しくなりますし、
ソラさんのお気持ちがよくわかります。
 

私たちは何かを失った後、ものすごく後悔しますね。

これは愛犬に限らず、
家族が旅立った時も同じだと思います。
 
もっとできることがあったんじゃないか、
あの時、仕事なんかしないでもっと一緒に
いてあげればよかったんじゃないか、
 
もっと話を聴いてあげればよかったんじゃ
ないか、もっと優しくしてあげれば
よかったんじゃないか、、、。

ですが、
「後悔先に立たず」とはよく言ったもので
起きたことはどうすることもできません。
 
私たちにできるのは、そこから何を学び
次にどう活かすかということなんですね。

また、後悔しちゃいけない、後悔しないように
生きなければいけないと、常に自分に押し付けて、
失敗しないようにと思っていると、苦しくなります。
 
私たちはそもそも
「失敗するし、後悔する生き物なんだ」ということを
受け入れることもとても大事になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ワンニャン大好きさん(50代・女性・専業主婦)
のご相談にお答えします。

【Q】特にここ1〜2年、昔の嫌な記憶を
毎日のように鮮明に思い出すことが多くなり、
気分が悪くなります。

小学校高学年から中学にかけて、頻繁に、
実の兄に、睡眠中に身体を触られたり、
入浴中にいきなりドアを開けられたり、
部屋をこっそりのぞき見されたりしていました。

新興宗教を信仰している母に相談しても
「自分の息子がそんなことするはずがない」という考えで、
本人に確かめることもしませんでした。

私の言うことには聞く耳を持ってくれず、
自分の世界で忙しいという感じで、
それ以上何も言えませんでした。

兄は、親の前では優しい良い子でしたが、
私や弟には威圧的で、楽しく歌ったり喋ったりしていると
「うるせえ」と大きな声を出したり、
大きな音を立てたりしたので、
のびのびと生活ができませんでした。

進学したり結婚したりで、
距離的にはすっかり離れたにも関わらず、
テレビで性的虐待のニュースを見たりするたびに
「あれは虐待だったんだ」と認識し、
怒りが込み上げたりザワザワと嫌な気持ちになったり
するようになりました。

近年は、無意識に、常に思い浮かぶ感じが多くなり、
気分が悪くなります。

ここ数年は顔を合わせていませんが、
親戚に何かあれば会う機会がやってくると思うと
本当に嫌な気持ちになります。

何事もなかったかのように、
LINEを繋げようとしてきたり、年賀状を送ってきたり、
コンタクトを取ろうとしてくることがとても嫌です。

全ての事実を兄の家族に伝えてやろうかと思ったりもしますが、
義理の姉や甥っ子・姪っ子はとても良い人ですし、
自分がスッキリしたいだけだなと思い直して、
自分を止めています。

自分の今の生活にも不満はなく、家族の仲も良いです。
なのに、昔のことで今頃なぜこんなに
嫌な気持ちになるのでしょう。

心の底にあるものをきれいに消化したいです。

自分の気持ちを健やかに保つには
どのような方法があるのか、
ぜひ教えていただきたいです。

よろしくお願い致します。

【A】近年では、虐待やハラスメントに対する
意識が高くなってきて、
社会もそういったことを許さない、
これも暴力で、許さないんだという気概ができてきて、
立ち上がる人も増えてきたと思います。

そのような中で、ワンニャンさんも、
自分もそういう被害者だったんだと
改めて認識されたわけですね。

虐待を受けているとき、私たちは何か変だな、
嫌だな、気持ち悪いなとどこかで思っているのに、
平気なふりをしてしまったり、心に蓋をしてしまったりして、
あまりにも嫌すぎて向き合えないからなかったことにしてしまう、
そんな心理が働いてしまうんですね。

ワンニャンさんも、子ども心に何かおかしいこと、
許してはいけないことが起きていると思ったから、
お母さんに相談したわけですよね。

でも、お母さんがその時に向き合ってくれなかった、
ワンニャンさんにとって辛いことを受け止めてくれなかった、
保護者である、本来なら守ってくれなければいけない人が
守ってくれなかったというのはとてもショッキングなことですね。

当時の嫌な感情が、今また出てきているというのは、
もう抑圧をやめて解放しようということが、
ワンニャンさんの中で起こっているということでもあります。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ローズさん(60代・女性・会社員)
のご相談にお答えします。

【Q】こんにちは。
30歳の甥のことでご相談です。

甥はたくさんの人に嘘をついてお金を借り、
逮捕されて、現在、拘置所にいます。
お金は悪い投資先に騙されてしまったようです。

私は彼とは幼少期からほとんど交流がなかったので、
性格も良くは分かりませんが、

仕事はかなりできるし話も上手で、人当たりも良く、
初対面の人も彼に惚れ込んでくれる
不思議な魅力を持っているようです。

一人っ子で父親が定職につかず、
子供心に父親の職業を偽ったのが
嘘の始まりだったように思います。

一人っ子で、その嘘に気づいて
注意する人もいなかったみたいです。

実は、私たち夫婦も被害者になるのですが、
甥の父親が病気で他界したばかりで、
身内はみな高齢のため、
私が何とか立ち直る手助けをしたいと思っています。

川畑先生の新しい本を差し入れしたりもしています。

本人曰く、小さい頃から嘘が出てくるとのこと。
平気で都合よく嘘をつくことに加えて、
罪悪感が薄いようです。

仕事欲が強く、人に認められたい、凄いねと言われたい。
その仕事欲のための頭の回転と行動力には
かなり長けています。

寝るのも惜しまず働きたい性格です。
もっともっと…と賞賛を求めているようです。

幼少期にきちんと嘘つきを注意する人がいたら、
こうはなっていなかったのではないかと思います。

何とか、今からじっくりと心の在り方の訓練ができる
方法がないかと私なりに模索しています。

奥さんとは離婚しましたので、
立ち直った暁には、幼少の子どもたちにも会わせて
あげたいと思います。

私はどのようにサポートしたらよいでしょうか。
アドバイスをどうかよろしくお願いいたします。​​

【A】甥っ子さん思いのローズさんの
溢れる愛情が伝わってきます。
母親以上の母心を感じますね。

甥っ子さんの辛かった過去のこと、
また、彼の人間的な良さもよくご存じだからこそ、

今後はその良い部分を活かして
社会的なバランスを取って
幸せに生きていけないかということを
模索されているのだと思います。

その時点でも、すでに甥っ子さんの癒しに、
また、更生するための大きな一助に
なっていることでしょう。

これはローズさんの甥っ子さんだけでなく、
罪を犯してしまった人に対応する時の
全般的な基本姿勢になるのですが、

まず「罪を憎んで人を憎まず」
ということがとても大切です。

ローズさんはまさにそこに立脚されていますし、
すでに素晴らしい叡智を駆使して
甥っ子さんに関わろうとされていますので
釈迦に説法のような気もしますが、
私なりのアドバイスをさせていただければと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:川畑先生のメッセージには共感することも多く、
他の方の相談にも励まされています。

主人が双極性障がい(断定はされていないが
恐らくⅡ型)で、現在休職中です。

元々は鬱病と診断されていましたが、
10年以上経って診断名が変わりました。

出会った当初はとても優しい良い人で
「これ程良い人は今まで見たことがない」
と人柄に惹かれて結婚しました。

ところが子どもが生まれてしばらくした頃から
パチンコ依存が始まり、借金を重ね、
底を打って会社を退職に追い込まれました。

当時は、小さな子どもを抱え
私も非常に苦しみましたが、主人も反省し、
転職して、精神科にもつながり、
通院しながら小康状態が続いていました。

ですが、昨年、仕事上の過労が続いたことで、
「躁」状態が明らかになった次第です。

その後しばらくして抑鬱状態となり、
少し回復したものの現在も鬱傾向が続いています。

今も優しいところは変わらないのですが、
病気のせいで溌剌とした明るさは失われ、
イライラしていることもあります。

主人は優しく和を重んじ、
つい我慢を重ねてしまう人なので、
責めたり悪く思ったりしたくはないのですが
私も辛いです。

病気のせいだと分かっていますが、
生活リズムを整えたり、
少しずつ身体を動かしたりなど
良くなるためにできることを少しずつ
行動に移して欲しいのですが、
ただ時間が過ぎるだけで
もどかしく感じてしまいます。

私の思考もぐるぐると彷徨い、
前向きに頑張ろうと思える時もあるのですが
「なぜこの人と結婚した」
「あの時、別の人を選んでいれば」など、
考えても仕方ないことに
思考を奪われることも少なくありません。

今後どう考えていけば良いか、
私には何ができるのか、気づきとなる
メッセージをいただけますと幸いです。

【ちーと・50代・女性・パート】

   
―――――――――――――――――

  
A:FROM 川畑のぶこ
   
双極性障害は家族が振り回されてしまうことが多く、
ちーとさんのご苦労が伺われます。

そのような中で、長年ご主人の精神障害に
寄り添おうとするちーとさんの努力に
ご主人も救われていることと思います。

双極性障害は過去には躁うつ病と呼ばれ、
ハイになる躁状態と落ち込むうつ状態が繰り返される
精神障害で、性格に問題があるのではなく、
脳の異常によるものです。

誰が見ても異常と気づけるほどに
極端にハイテンションになるI型と異なり、
II型は躁状態のときが単に元気な人と
変わり映えしない軽躁のため、

周囲も本人もそれが躁状態と気づきにくく、
うつ状態のときだけがクローズアップされて
長年うつ病の診断がくだされていることは
よくあることです。

その間、医師が変わってしまうと、
なかなか気づかれにくく、
うつの治療が継続することも多いと思います。

治療がされずに悪化していくと、
ご主人のパターンのように、
躁状態のときにギャンブルや大きな買い物に
お金を浪費して
経済バランスや社会的なバランスを
崩してしまうことがあります。

双極性障害には薬物療法が効きますが、
うつの治療と双極性障害の
薬物療法は異なるので、
ご主人本人もうつの治療をしてきているのに
治らずに長年苦しい思いをされたことと思います。

昨年双極性障害の診断が下ったとのことで、
治療が奏功して落ち着いてくることを願っております。

そのような中で、ちーとさんにできることとして、
まず家族会などに参加することをおすすめいたします。

現状、どうしても、家庭内の空気が煮詰まって
苦しくなってきてしまうと思いますが、

同じ課題を持っている第三者と気持ちを
グループの中でシェアしたり
情報交換をしたりすることで、
煮詰まった心に風穴が開くことがあります。

「自分だけではない」という
見えない絆を感じられることで、
前進する力が湧いてくることもあります。

そして、ちーとさん自身が
自分の時間をとることも大切です。

家族に手がかかる状態の人がいると、
どうしても自分のことは棚上げして
相手を優先してしまいがちですが、

現状、ちーとさんも第二の患者のようなものですから、
セルフケアを大切にしてください。

ちーとさんのエネルギーが枯渇してしまうと
ご主人もろともに家庭が沈んでしまいます。
それは避けなければなりません。

ご主人の状態が悪化して
手に負えない状態になってしまったのなら、
入院を検討することも大切かもしれません。

それは決して薄情なことではなく、
家庭が沈まないための善処です。

家族と適度な距離を保つことで
サポーターがエネルギーを
セーブできることもあります。

夫が苦しんでいるときに自分だけ
くつろいだり楽しんだりしてよいのかと
罪悪感が湧いてくるかもしれませんが、

そういうときだからこそ、ちーとさんが充電して
サポートのエネルギーを培う必要があります。

ご主人は優しくていい人なんだから
我慢しようという姿勢ではなく、
自分自身に対して優しくなってください。

すると、ご主人に対しても
自然と優しい気持ちになれるかもしれません。

ご主人は抑圧的になってしまうことが多いので、
その反動で爆発してしまうこともあるかと思いますが、

そこまで気持ちを抑圧しなくても
あなたを受け入れる人はいるよ
というメッセージが伝わる関わり合いを
構築するよう心がけてみてください。

良質なサポートのために、
サポーターのセルフケアは欠かせません。

その上で、このことが起こっていることの意味
というのもぜひ探求してみてください。

すなわち、この出来事から
なにか学べるものはあるだろうか?という視点です。

そのことでちーとさんもご主人も成長できるのであれば
それは価値のあることかもしれません。

もちろん、ときとして、家族にとっては
このような状況がオーバーキャパで消耗が激しいため、
患者さんに対してNOということが課題のこともあるでしょう。

すべてを背負い込む必要はありませんし、
これまでの努力をきちんとご自身で称えてあげてください。

セルフケアにきちんと取り組んだうえで、
最後はちーとさんの心の底の声に従って
人生の舵取りをしてみてください。

応援しています!
    
         
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、レモンさん(60代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】91歳になる義母と69歳になる年金暮らしの夫と、
3人で住んでいます。

義母は要介護3の認知症で車椅子です。

私は、義母が痰をいつもゴロゴロさせて
ペッと吐くのがとても嫌です。

お皿や洗濯機の中に吐かれたこともあり、
いくら言っても、認知症なので
忘れて同じことを繰り返します。

おとなしい人ですが、痰や唾を吐き続ける行為を見ると
嫌悪感でいっぱいになります。

週に3日ショートステイに行くと本当にほっとします。

夫は自宅介護にこだわり、身体介護は夫がやっています。
私はできるだけ義母と顔を合わせない、
見ないように過ごしています。

この家は義母の家なので、
私が出ていくことも考えましたが、

もう64歳の私が今から出て行くのもしんどいし、
夫との間にもますます亀裂が入るのでは?と思うと、
この家に住むしかないのかなぁと思います。

義母が早く死ねば良いのにとLINEを友達に送ったときに、
誤送信で夫に送信してしまい、
私がお酒を飲んでいたからだと激怒して、以来、
夫はお酒を憎むようになりました。

今ではお酒は一人で少量を飲みますが、
夫の前では飲めません。

義母が家にいるときは、私は2階で一人で食事をとります。

目の前で食べ物を吐き出し、痰をゴロゴロさせたり
唾を吐いたりするのを見ると、
とても一緒に食事はできません。

夫は平気なようで、母に対する愛情が
異常に強い人だと私には思えます。

もともとは義母の家ではありますが、
私が住む家でもあります。
自分の家に、自分の居場所が欲しいです。

【A】レモンさん、本当によく頑張って
お義母様のサポートをしていらっしゃいますね。

私たちは高齢になると
できないことが増えてきますね。

「生老病死」という仏教の言葉があります。

生まれてくること、老いること、病むこと、死ぬことは、
私たち誰もが免れないこと、
全員がそれを体験するようになっていますが、

それらにどうやってしなやかに向き合っていくか、
あるいは乗り越えていくかということが、
私たちが人生で問われている
1つの課題ではないかなと思います。

人間がいつも理性的で健康的で
健全な生き方ができれば
それにこしたことはありません。

健全でミスがなくて、自分のことは
自分でできて、頭脳も明晰で、、、。

それが私たちが望むものだし目指すもの、
チャレンジするものであるのはいいのですが、
それが当たり前だと思うと、苦しみが訪れます。

そして、その苦しみを回避するには、
執着を手放すということが大切になってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Q:現在息子は、一人立ちをして、仕事を変え、
東京で1人暮らしをしています。
 
ただ、大学生時代の奨学金や家賃が未納になり、
20万円の援助を1回しました。
 
そして再び、
3ヶ月分の奨学金の未納のハガキが届きました。 
これから、このような状態が続くのかと予想がつきます。

大学生時代は、全くお金の援助をしなかったので、
これから援助をした方が良いのかとも考えますが、
我が家もそんなに裕福ではありません。
 
夫の仕事も収入が減り、
私も働いて何とか生活ができています。
 
私と夫が出来ることはなんでしょうか?
お金の援助をした方が良いのでしょうか?
  
お金の援助をするとダメな人になるのではないか
と心配になります。
 
アドバイスをお願いします。
   
【チイカワ・50代・女性・介護福祉士】
  
       
―――――――――――――――――
  
     
A:FROM 川畑のぶこ
       
息子さんが自立したと思いきや、
経済バランスを崩している様子で心配なのですね。
 
親としては援助したいという思いがある一方で、
自立心を阻み依存しないか不安なことと思います。
  
まずチイカワさんやご主人ができることは、
息子さんの状況を正確に把握するということです。
  
贅沢をするなど分不相応な生活をしているがために
バランスを崩しているなら
厳しく正す必要があるでしょう。
   
ギャンブルや買い物依存で
お金を使い込んでしまっている場合、
経済的援助は依存を助長するので
必要なのは依存症のための治療です。
  
一方で、息子さんは仕事を変えたということですので、
もし、前職で真面目に取り組んでいたにも関わらず
ままならないことがあり、メンタルを病んでしまい、
収入が得られていないのなら、
必要なのは批判ではなく
治療と思いやりからの援助となります。
  
もし、息子さんがそれまでは問題なく
自立心を持って人生に取り組み、
親もそのような自分へのイメージを抱いているだろうから
それを壊して心配かけたくないという思いがあるなら、
なかなか相談に乗れず、いたずらに時が過ぎてしまった
ということも考えられます。
     
うつになった場合、
これまで明確に思考や判断や行動ができた人も、
それらができなくなることがありますので配慮が必要です。
   
その場合、息子さんが悩みを吐露しやすい空気をつくり、
相談に乗ってあげることが大切になってきます。
 
このように、ただ経済的援助をするか否かの
白黒判断以前に、状況把握を丁寧に行い
状況に即した対応が必要となります。
 
一度息子さんと親子三人で話し合いの機会をもち、
  
1)奨学金の滞納の通知がきていること
2)これまでこのようなことはなかったので
  体調などに異変があるのではないかと心配していること
3)困っているのなら、お金の援助だけでなく、
  より根本的な原因を解決をして
  あなたが健康的に暮らせるように助けたいと思っていること
 
を穏やかに伝えてみてください。
  
忍耐・根性論が世代間連鎖している場合、
メンタルの不調イコール敗北と
不健全に捉えてしまう人もいますので、
 
その辺が気になる場合は、
決して敗北ではなく、誰にでも起こりうることで
自分たちにもその可能性はいつでもあると
ノーマライズ(一般化)して話をするのも
有効かと思います。
 
そのうえで、「一緒に取り組んでいこう」と
「あなたは一人ではない」というメッセージを伝えてください。
 
そのうえで息子さんの反応や対応を見て、
あとは親の直感を駆使して対応してみてください。
 
この試練がチイカワさんご家族の
学びの機会となることを祈っております。
 
    
         
ーーー

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FROM 川畑のぶこ

今日は、ななさん(40代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】お子さんたちのこと、そしてご自身のことにも
すごく真面目に向き合っていらっしゃる
ななさんの様子が伝わってきますね。

高校生の頃から生きづらさを感じて
その後うつ病になったこともあったとのこと、
ななさん自身、少し自己批判が強すぎるのかな
と思いました。

もちろん、私たちは社会的な動物ですから、
人生を歩む上で、自分自身を振り返って、
時として自己批判的な姿勢になることはあります。

自分に至らなかったことがなかったかなとか、
改善することがないかなと、
反省するのはいいことです。

でもこれが「自己批判」ではなく
「自己否定」になってしまうと、
辛い人生になってしまいますね。

ななさん自身、お子さんとの関わりに関して、
子どもそのものというよりも
自分自身の受け止め方に問題があって、
不安になってしまうということにお気づきなので、

まずはご自身のことをケアしてあげる
というのはとても大事になります。

自分自身のケア、セルフケアがきちんと
できるようになると、相手のケアは
自然とできるようになってきます。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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Two,Women,Sitting,In,A,Coffee,House,Talking,And,Drinking

Q:はじめまして。
いつも皆さんのご相談の先生のお答えに、
自分の心が前向きに明るくなり
助けられています。ありがとうございます。

今日は友人についてアドバイスを頂きたく
お手紙させていただきました。

夫と中1娘、小3息子の4人で暮らしている友人ですが、
2年ほど前から夫にモラハラのような態度を取られていて、
最近は娘も結託してしまい、
ひどく傷付く程の発言をされていると言います。

月日を追うごとにひどくなっているようで、
最近は通院して薬を飲むようになったそうです。

最近は彼女は泣きながら話すようになりました。
パート先でもきつい言い方をされて辛いそうです。

経済的には困っている様子がないので、
無理に仕事をしなくてもよいのでは?と言うと、

以前数ヶ月専業主婦だった時に、
夫に「家で何もせず何やってるんだ」のような事を
きつく言われ責められたそうで、
家にいられないとのことです。

彼女はとても真面目で一生懸命で信頼できる人です。

ただ、全てにおいて気を遣い過ぎているような人で
丁寧すぎて、逆にそこが職場などで
先輩達からきつく言われやすいのだと思います。

旦那さんと娘からもひどい態度を取られ、
心が安心できる時がないと思うと本当に気の毒です。
どうにか特に家族との関係が健やかになってほしいです。

今日再び彼女の状況を聞いて、
私は川畑先生が心に浮かびました。
彼女はどういうマインドでどう行動したら良いのでしょうか?

どうかアドバイスをよろしくお願い致します。

【銀河鉄道の夜・40代・女性・主婦】

   
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A:FROM 川畑のぶこ
   
友人思いの銀河鉄道の夜さんの思いが伝わってきます。

相手が家族を含む別な誰かとの間に問題を抱えているとき、
銀河鉄道の夜さんはその中に入って介入できるわけでは
ありませんから出来ることというのは限られてきます。

ただし、それは大きい役割です。

ひとつに、ご友人の話に親身に耳を傾け、
共感し寄り添うことです。

これだけでもご友人にとって
大きな癒しとなっていることと思います。

また、銀河鉄道の夜さんが
ご友人の家族にインパクトを与えられなくても、
銀河鉄道の夜さんと彼女との間に
違いを作ることはできます。

それが巡り巡ってご友人とご家族との関係に違いを作る
可能性は十分にあり得ます。
勇気づけや力づけはそれにあたり得るでしょう。

彼女はどういうマインドで行動すれば良いかと、
銀河鉄道の夜さんが彼女の代わりに悩むのではなく、
彼女との関係性において
銀河鉄道の夜さんが何ができるかと考えてみてください。

ご友人が家族とは無理でも、言いたいことを言って良い関係を
銀河鉄道の夜さんとの間で構築することはできます。

その率直な関係がリハーサルとなって、
本番とも言えるご友人とご家族との間に
何倍かのインパクトを与え、違いを起こすことは可能です。

ご友人は平均的な人であれば耐えられないであろう
理不尽な対応に長い間耐えてきているわけですから、
かなりの強さをもち備えているといえます。

忍耐する強さを、毅然と主張する強さにシフトさせることが
できれば、好ましい変化に繋がるでしょう。

ご友人が無理や我慢をしなくても受け入れられる関係を
銀河鉄道の夜さんとの間で構築することで、
「自分は自分であって良い」
と思える場ができることはとても貴重です。
この関係も家族との関係のモデルになるからです。

彼女が家庭でどのように居場所を作れるかの前に、
あなたとの関係にどのように居場所を作れるか
ということに取り組んでみてください。

同時に彼女の課題を抱え込みすぎず、
彼女には彼女なりの人生の試練と学びがあることも
信頼してください。

本人はまだ気づいていなくとも、
人生に抱える問題はその人の潜在的な器の大きさでも
あると信頼してみることです。

問題が大きいほどに、人生のチャレンジに果敢に挑む
勇ましい魂なのだと受け止めて、リスペクトの念とともに
一呼吸おいてみることをお勧めします。

ぜひケア(敬意+愛情)の精神で
ご友人と向き合ってみてください。
   
        
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FROM 川畑のぶこ

今日は、ミケさん(50代・女性・パート)
のご相談にお答えします。

【Q】大学1年生の娘が、入学後
2ヵ月で学校へ行かなくなりました。

高校1年生の時、入学で環境が変わったことと
コロナ禍が重なり、うつになり、不登校に。

そして全日制から通信の高校へ転校しました。

進学はしたいと言うので、
先生のサポートもあり、私もできる限りの協力をして、
何とか合格、卒業、そして大学へ進学することができました。
これからまたやり直せると、その時は思っていました。

最初の2ヵ月は、勉強は大変だけど、友達もでき、
忙しいなりに充実した学生生活を送っているように
見えたのですが、6月に入り、急に行かなくなりました。

思い起こせば、“推し”のライブに行ったあたりから
様子が変わりました。

朝も起きず、頭が痛い、お腹が痛い、吐きそうなどと言い、
最初はPDSや気圧病だろうから、
落ち着いたらまた通うだろうと思っていたのですが、
何日たっても行く気配がありません。

強く言うとすぐに辞めると言うので、
無言のプレッシャーを与えていましたが、
平気な顔をしていました。

少し機嫌がいい時にどうしたの?と訊くと、
ライブが終わって目標がなくなったら、
気力もなくなったと言うのです。
自分の人生、何だと思っているのか…。

そんな感じで1週間経ち、1ヵ月経ち、
結局、6月以降もうずっと行っていません。
訊いても、行くからと言うわりには、全く行く気配もなく…。

無理に辞めさせるわけにもいきませんが、
学費のこともあるので、
これから先どうしたらいいのか悩んでいます。

せっかく入った大学なので、
卒業だけはして欲しいとも思いますが、
どうすれば行ってくれるのかわかりません。

【A】ミケさんの親心溢れるご相談ですね。

娘さん、高校生の時も入学したての頃に、
環境が変わったのと同時に
コロナ禍が重なってということで、

いわゆる適応障害でしょうか、
環境にうまく適用できず、不登校になったり、
社会人でも出社できなくなったりということがあります。

5月病なんてよく言いますが、
これは必ず5月というわけではなく、

新しい環境に入って1〜2ヵ月、
または数ヵ月して体調が悪くなって、
鬱々として、なかなか起きられなくなってしまう
というようなことは、あることなんですよね。

また、娘さんのパーソナリティとして、割と繊細で、
そういった環境の変化が苦手かもしれませんね。

ただ、高校時代は通信制に変更したら
ちゃんと卒業できたし大学にも合格したとのこと、
すなわち学力はあるわけですよね。

そういった背景と娘さんの個性がうまく折り合う方法を
ぜひ今の大学生活でも模索していただきたいと思います。

続きは、ビデオでお話しします……

 

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